作製過程
仕覆は大まかに下の過程を経て仕上げられます。仕上がりまでの時間は各人のスピードによりますが最初は6回程度はかかると思います。
<大まかな作製過程>
採寸→型紙づくり→仮縫→修正→裏地裁断・縫製→表地裁断・縫製→表・裏接着→綿入れ→表・裏仮とじ→締緒つがり→脇、星止め→仕上げ
入会後、各自ご用意いただくもの
入会後、各自ご用意いただくものを列記します。ただし、最初から全部用意できなくても構いません。当分は当方のものを使用し、順次そろえていただければ結構です。
◇仕覆をつける品物
基本的なつくり方を覚えるために、最初は茶碗のような碗形のもので高台の直径が3cm以上のものが望ましい。
◇筆記用具(鉛筆と消しゴム)と、メモ用紙かノート
◇針と針山
針は特殊なものを使いますので、当方で用意します。待ち針は各自用意してください(針の細いもの)。
◇指貫
◇糸切り鋏
◇紙切り鋏
◇裁ち鋏
裁ち鋏はお持ちいただいても、当方のものを使用していただいても結構です。
◇定規
透明な材質でつくられた目盛30cmのもの。
◇三角定規
角が0cmになっているもの。
◇コンパス
◇縫い糸
◇仮縫いに使用する手縫い用の絹糸(何色でもよい)
◇絹のしつけ糸(白)
◇木綿糸(50番くらいの白)・本縫い用の糸(裂に合わせますので、個別に後日決めます)
◇チャコペン
◇カッター、クリップ、ニッパー
◇和糊(ヤマト糊)
◇糊を薄めるときに使用する板(かまぼこ板のようなもの)と箆(へら)
※敷板用のボール紙、型紙用の紙、採寸用の紙テープ、仮縫い用の布、アイロン、コテなどは、当方のものを使っていただきます。